虫歯予防

実際のフッ素の使い方をご覧ください。

上の図は、最近虫歯予防学(カリオロジー)で有名なフィンランドの有名な研究所のポスターです。虫歯を防ぐために何を行うのが、効果的かを説明したものです。フッ素は重要な要素のひとつに挙げられています。

実際にフッ素が、入っている歯磨き粉の予防効果を調べたデータです。フッ素入りの歯磨き粉を使用すると使用しないのに比べて20~30%虫歯が少ないことがわかります。

フッ素を、虫歯予防のために実際にどのように使用するのがいいのでしょうか?4つの使用法を上げてみました

せっかくフッ素入りの歯磨き粉を買って、使用しても適切な量・方法で使用しないと十分な効果が出ません。
上の図は、どのくらいの歯磨き粉の量が適切かを説明した図です。歯ブラシの毛の長さがちょうどよい量といえます。

上の図は、実際に歯磨き粉を使用した時に、どの程度口の中にフッ素が残るかを調べたものです。

先ほどお見せした適切な量ですが、使用する歯ブラシの大きさで当然量が変わります。年齢にあったおおきさの歯ブラシを使用すれば適切な量が守れます。 歯ブラシの大きさもフッ素を適切に使用するために重要です。

具体的にどのように歯ブラシすれば効果的かを示した図です。歯ブラシ後にあまりぶくぶくうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素も洗い流されてしまいます。
少量の水でさっとすすぐのがよい方法です。

もうひとつのポイントです。食後にブラッシングをしたほうが効果的なこともわかります。 「ダブルブラッシング法」は、耳慣れない言葉だと思いますので、詳しくお話します。

通常通りの歯ブラシの後に、フッ素のジェルで軽くブラッシングするのです。 もちろん今お使いの歯磨きがフッ素入りであれば、フッ素ジェルの変わりに使うことも可能です。

ここからは、プロフェッショナルとしてのフッ素の使用です。 特に虫歯のリスクが高い方にはフッ素洗口が効果的です。 (※処方箋が必要です)

また、お子さんに虫歯予防の際に主に使用している。フッ素のゲルや知覚過敏にも効果のある、フッ素の軟膏もあります。これらも、歯科医院専門です。

繰り返しますが、フッ素を上手に取り入れると、歯が強くなり虫歯になりにくい歯になるのです。皆さんも上手に生活に取り入れて虫歯と縁を切りましょう!