◆ 2008年度
■平井の見学日記(20080214)
■桜井の見学日記(20080902)

◆ 2007年度
■箭原と横山の見学日記(20070920)
■倉地と紅林の見学日記(20070125)
■小野と金子の見学 日記(20070308)
◆ 2006年度
■畔柳と阿部の見学日記(20060712)
■江田憲太郎の見学日記(20060712)
◆ 2005年度
■島西と高木の見学日記(20060316)
■村上と森川の見学日記(20060131)
■大谷と大船と山村の見学日記(20050906)
■遠藤の見学日記(20050712)
■棚池と田中の見学日記(20050407)
◆ 2004年度
■梅原の見学日記(20050201)
■郭の見学日記(20040713)
■古茶と小島の見学日記(20040706)
■佐藤と佐藤の見学日記(20040305)

◆ 2003年度
■長谷川と石田の見学日記(20030910)
■川田の見学日記(200307xx)
■秋元と東と青山の見学日記(200306xx)
■稲川と稲葉と乾の見学日記(200306xx)


◆ 2002年度
■柳川と山田の見学日記
■豊田と西元の見学日記

◆ 2001年度
■月館と綱川の見学日記
■潤と洋の見学日記
■大坪と小沢の見学日記

□ 熊澤歯科クリニックには、2004年度も札幌からはるばる、北海道大学歯学部から見学生が来院いたしました。□


■郭 玄さんの場合
郭さん

目の前には古い家々の屋根、その向こうに果てしなく広がる水平線。海だ…、と感動したのもつかの間、南出先生の「これやって。」との一言で現実に引き戻された。そうそう、ここは小樽のビルの七階、しかも歯科医院。後期臨床体験としてお邪魔していたのだ。今回、見学させていただいた熊澤歯科は、もう三年も前になるが学部の歯科理工学の特別講義にこられた先生の歯科医院ということで、私の中で少し親しみがあったと同時にとても楽しみであった。歯科医院は改装され、はっきりと覚えているわけではないがあの時スライドで見た診療室とは大きく様変わりしていた。しかし今の診療室からも、前の診療室から見えたであろう小樽のきれいな海を臨むことが出来た。もう少し眺めていたかったがそういうわけにもいくまい。

スタッフの皆さんによる朝の準備が終わると同時に朝礼が始まった。なんだかすごい人数、衛生士さんのレーザーに関する発表、それにフォローを入れる院長先生、昨日の来院人数や今日の予約の件数、先生の予定の伝達…。これらに圧倒されているうちに自分の自己紹介の順番が回ってきた。名前を言った後に「すごいっぽい所なんで色々吸収して帰りたいと思います。」って、おい!!初日から皆さん勢ぞろいのところでやってしまった。そのあと院長先生に自己紹介を付け足していただき、なんとか無事に?乗り切ることが出来た。ありがとうございました。

そんなこんなで始まった13日は午前中、上浦先生に付いて見学させて頂いた。大学外で治療風景を見学したのは、歯医者の歯の字も知らない4年も前に一回あったのみで、全てが新鮮であった。治療の内容をスタッフみなが理解していて、歯医者からスタッフへ、スタッフから歯医者へと仕事をスムーズにバトンタッチしていた様に感じた。衛生士さん達と歯医者がチームになっていることも、もし自分が患者側であったならば大きな安心感を与えられるであろう。また、マイクロソフト社のホームページに熊澤歯科の院内LAN設置に関する紹介ビデオがあり、それを見る機会も得た。システム自体のすごさもさながら、先生方の治療を患者主体に考えている点に共感を覚えた。自分も将来歯科治療を担う一人となったときには、ぜひこのような姿勢で臨みたいと思う。足が棒になりつつあったころ、下行っていいよという一言で、緊張が解けた。休みだ!

午後は、院長先生のインプラントの手術を見学させていただいた。3年前に聞いた院長先生の特別講演の題目は、確かインプラントであった気がする。そのためか、熊澤歯科とインプラントは私の中では結びついていた。熊澤歯科に来てインプラントを見ることが出来た、というのは一つの大きな目的を果たした気分だった。実際に笑気を臨床に用いている現場を見たこと、口腔内に露出した骨に穴を開けること、インプラントをまさに打ち込んでいるところなど初めて見る事柄に感動しつつも、インプラントは打つ方向が大事なんだよな、とか骨を高回転で切削すると壊死するので低速で行うのだ、といった今までの知識の再確認も出来た。やはり、百聞は一見にしかず。手術自体は一時間もかからずに終わったので、そのあとは坂口先生に付いて見学させてもらった。小児の患者は自分自身その治療現場を見たことがなく、子供の扱い方のうまさだけでなく、「ドクターは嫌われ役でいいんですよ」との‘にくい台詞‘。かっこいい!それにしても、全力で泣いてわめいて咳してレーザー照射を拒否の子供も居れば、抜髄までしているのに、うとうと寝ている子も居る。子供は本当に本能のままに行動するんだと逆に感心してしまった。そうこうしている間に六時になり、掃除を手伝ったあと着替えに戻った時には疲労がピークに達し、今日一日見学できて嬉しかったのかこれで終わりだということで嬉しかったのか、とにかく嬉しい気分になって帰路に着いた。

第二日目。朝はやはり昨日と同じ、タービン類の油抜きから始まった。その後朝礼。今日のトピックは喫煙と歯周病についてであった。自分禁煙3週間目。耳が痛い。診療が始まると今日は大島先生についた。大島先生には、今の診療室がどのように改装されたのか、デンタル写真をデジタル化し、パノラマをデジタル化しない理由など色々質問ぜめにしてしまった。おかげさまで聞き残すことがないくらい聞けた。今日は昼までで見学を終了てこの感想文を書いている。

この一日半で大学と診療の仕方が大きく異なることが分かった。同時に、どの相違点についても先生方はしっかりとその根拠をお持ちになって診療されていることも分かった。また、大学に居なくとも精力的に研究され、論文をも発表されている先生方がいらっしゃるのを知り将来の選択肢の幅が大きく広がった。この職業は日々勉強の姿勢が欠かせず、またそれを実践していることが、熊澤歯科に多くの人々が訪れる理由でなのであることが良く分かった。

この二日間、先生方を始め皆様にご迷惑をおかけしたと思いますが、ここでの経験を糧に、より良い歯科治療を担う歯科医の一人となれるよう精進していきたいと思います。ありがとうございました。

p.s小樽の屋台村の豚丼おいしかったです。
2004年7月14日 北海道大学歯学部5年 郭 玄

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