まとめ

 

2001年ITI研究例会 

例会1日目

January 27、2001

北海道歯科医師会館 4階 講義室

  

 

勝山英明先生講演

 

本日のprogram

1.ITI world symposium 2000

2.Treatment planning session

3.PRP report in Germany

4.2001 and 2002

 

1.ITI world symposium 2000(ルッツェルン、瑞西)

テーマ:科学、臨床、テクノロジーの共生

ITIはインプラントの世界的なスタンダードとなってきた

インプラントに関して日本は5年前からさらに欧米に離された

 

Topics

Session1

●成功率から処置法を考える(Prof. Kernig, Germany)

ブリッジの成功率:85% (10年)

部分床義歯:74−83%  (4−14年)

インプラント:82−99%、

エンド 53−95%、根尖病変の有無?

 

Lindhe   歯周病学的観点から

When to keep, when to extract a tooth

歯を残すということは患者さんの時間を使う

 

●サイナスリフトは有効な治療法

サイナスまでの距離が足りないとき:osteotome または短いインプラントを選択

sinus liftに用いる移植剤

1.CERASORB

2.PRP(plasma riched palate)

3.50%は自家骨を使う

healing period  in implant dentistry (Prof Jaffin

無歯顎でのインプラント

early loading or immediate loading

無歯顎はimmediate loading

インプラントの本数が増える、また、直ぐに印象採得する傾向にある

深く埋入してもメインテナンスに影響しない

 

I-modeによる予約システム

www.mmic21.com/mmd/i (MM DENTAL CLINIC)   へアクセスしてみて下さい

 

2.Treatment planning session

●患者説明用のツール(CD)と治療計画の立案について

・治療計画書

introduction

planning solution

predictability/ longevity

minimal invasiveness

cost effectiveness

quality of life

 

problem list

missing teeth

esthetic problem region

inadequate dimensionなど

チャートを見せる

患者さんにプランニングを提示する

evidence based treatment

 

CASE1

problem list

可撤性使いたくない

bruxist

歯牙の挺出(supraeruption, over eruption)

anterior guidance

審美的な問題

□治療計画

サイナスリフトをするのであれば早めにする:律速段階になるため

上顎の67を残すのであれば下顎は67の2本

anterior guidanceを確立するのは矯正が必要

治療費をはじめに提示する

インプラント治療をする場合、分岐部病変では抜歯を基本に考える?

短期的な解決か長期的な解決か?

3種類くらいの治療方法を用意する

 

 

CASE2

problem list

両側4欠損

可徹性は拒否

小臼歯での咬合で十分?

スペースが不適切:矯正治療の必要性

診断用ワキシング

下顎は67インプラント

上顎4にimp

左右対称で補綴

 

CASE3

problem list

無歯顎

バーなら4と6の位置(4本のインプラント)

6本ならフルスプリント

 

3.PRP report in Germany

Platelet riched plasma 自家骨+PRP

自家骨を移植しても50%吸収してしまう

βTCPは24月で吸収

採血8.5cc

副作用がない

growth factor は高価: 100万円くらい

 

4.2001 and 2002

ITI Japanese symposium 2001/01/27

Osaka  july 7,8

メインテーマ:治療計画におけるリスク評価

risk assessment for treatment planning

surgical and prosthetic innovations in implant therapy

今回は大阪がメイン会場で当研究会のメンバーにも前日より多数集まって欲しいとのことです。

 

 

 

 

例会2日目

January 28、2001

北海道歯科医師会館 4階 講義室

 

presentation from new members

basic treatment planning in dental implant patients

 

●吉谷正純先生

title:MY FIRST CASE

case report:右下567欠損症例にインプラント補綴

discussion:

◆ インプラントの目標

歯を削らない:中間歯欠損、隣接歯が天然歯

遊離端欠損

 

◆最初の診断:Anterior guidanceが確保できるか

第二大臼歯にインプラントは難しい

咬合面形態、左右でバランスをとる

21世紀の歯科医療:メニューを増やす

今後はメタルインレーも治療の対象

全体的なプランニングをして3種類くらいの治療法を呈示

 

◆ 近心CANTILEVER :許容される

遠心CANTILEVERはBONE ANCHORED BRIDGEのみに適応される

 

◆ フラップのデザイン

ROTATIONAL FLAP, PARACCIの変法をマスターする

ESTHETIC PLUSがFIRST CHICE?

在庫を少なくする、歯頚部の金属色を臼歯部でも隠す

 

◆ クリアランスは7mm必要

HEALING CAPは3mmで良い

 

 

星 尚之先生

title: OCCLUSAL RECONSTRUCTION FOR THE MANDIBULAR FREE END CASES USING DENTAL IMPLANTS

CASE REPORT: 下顎遊離端にインプラントを用い、咬合再構成を行う

discussion:

PROVISIONALからFINALへ咬合面形態がどれくらい、反映されているか

臨床的歯冠長の評価

VERTICAL STOPの確保にはメタルが良いのでは?

 

審美的な問題:インプラントのVERTICAL CONTROLするには骨のFLATTENINGが必要→臼歯部のEMERGENCE PROFILEを得る

 

 

 

●鈴木孝一先生

title:早期負荷症例と咬合崩壊症例の咬合再構成

case report:右上67部インプラント撤去後にソケットリフトを用いて再インプラント

discussion:

socket liftについて

リフティングの限界:5mm

上顎洞は複雑な形態をしているので挙上量はばらつきがある、evidenceはまだない

選択の基準を考える:Sinus lift 、Socket lift 、short implant

Sinus liftの適応症は?

粘膜の肥厚→非適応症(CTなどで確認)

 

◆充填材は?

狂牛病の材料は問題あり:朝日新聞

同時法のサイナスリフトは避ける

充填材は自家骨で対応する

 

◆インプラントのlongevity

上顎歯周病の原因:細菌感染または力

力の方向をコントロール

問題は力>細菌のとき

分散、連結

ガイダンス

矯正、補綴

 

◆歯周外科の必要性

咬合性外傷が原因ならば歯周外科は必要か?

残せるかどうか、確定診断のための歯周外科

apically positioned flap surgeryは 支持骨を喪失するので寿命が短くなる、との報告あり

 

 

◆自然な歯肉形態

scallop状の歯肉では深めに埋入しなくてはならない

implant shoulderの位置のコントロールが重要である

 

 

●亀沢千博先生

title: アテロコラーゲンスポンジをspace making materialとして用いたGBRの1症例

◆骨の造成

チタンメッシュ

コラーゲン

移植材

スペースメーキング材としてはコラーゲン単体は勧められない

併用するのが望ましい

下顎は歯槽頂切開、角化歯肉を調整しやすい

 

● 上浦庸司

title: 歯周外科を行った欠損補綴症例

case report: 勝山先生からの宿題報告

 

discussion:

オルソ、pocket depth,  pocket depthを必ず記載する

クラウンマージンが上下していると磨きにくい→レベルを揃える

 

今後はぺリオの専門家、歯周外科の専門家などの意見も取り入れる

一方向だけの治療は良くない、それぞれの分野で抜歯の基準も変わる

 

 

 

木村洋子先生

title: Solution for posterior maxilla

case report: Harvard Courseにおける症例報告(最優秀賞受賞)

 

 

●吉村治範先生

title: 咬合崩壊症例の咬合再構成

case report:多くの問題を抱えた咬合崩壊症例に対するインプラントを用いた咬合再構成症例

『インプラント補綴の目標』を提示

咬合支持域の確保:Eichner A

残存歯数は23以上 : 金子の分類 STAGE1

咬合支持歯数11以上: 安定症例

 

discussion:

◆治療手順:マウントし、診断用ワックスアップ、

provisionalを作製し、片顎すべてテックを作る

→問題はすべてをセットしてから起きるのでprovisionalが大切

支台歯の予知性を考え、天然視の抜歯も考える 

 

天然歯を挟み込むインプラントの配置

インプラントを追加するタイミング

 

 

◆骨造成法の選択

Sinus liftをするか、GBRをするか

垂直性骨吸収している場合、sinus liftしても歯冠長が長くなる

→クラウンインプラントレシオ悪くなるため予後に影響あり

 

 

 

 

●三上 格先生

title:両側上顎中切歯の先天性欠損部にインプラントを用いた症例

case report:矯正によるインプラントスペースの確保

 

all ceramicsに変えてなぜ、歯肉の状態が悪くなったのか?

セメント:GIセメント

内冠の形状がscallop?

 

◆ポーセレンの各国比較       

独逸、瑞西、日本のポーセレンは良い

 

◆歯間乳頭の形成

複数欠損における歯間乳頭の形成は難しい

繊細な歯周外科が必要、拡大鏡など、

rotational flap

 

総括

・これからの研究会の方針:2つのパートに分ける

BasicとAdvance

 

・研究会例会ごとのトピックを決める

抜歯の基準など

 

・新入会員の発表のレベルが高かった

 

・インプラント以外の専門医の意見も聞ける例会にする

 例)歯周病の船越先生

・プランニングをしっかりたてる(3種類くらいのオプションを用意)

・研究会のオリジナルプロトコールを作る

・連絡はできるだけメールで出来るようにする(メールの取得お願いします)